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18_80 ヨーロッパの拡大と大西洋世界 / 17~18世紀のヨーロッパ文化

17世紀~18世紀のヨーロッパ文化 ~バロック音楽と古典派音楽~

著者名: エンリケ航海王子
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バロック音楽とは


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バロック芸術は、反宗教改革のカトリックや、絶対王政という時代背景のなかで興ったものですが、音楽でもこの時代に大きな変化が起こります。

バロック音楽は、建築や美術と同じく、荘厳・華麗さを特徴とした音楽です。
バロック音楽は、各国宮廷や、キリスト教会で盛んに演奏され、彼らの権威を高めていくことになります。

バロック音楽がもたらしたもの

このバロック音楽時代に、音楽の歴史上2つの大きな変化がありました。

一つは、オペラが発展したことです。

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オペラは、ラテン語で『作品』という意味の「opus」の複数形「opera」がその名前の由来で、ルネサンス期におけるギリシア・ローマ文化の復興活動により、当時盛んに行われた演劇を、音楽と共に再生しようとしたのがそのきっかけです。

もう一つは、楽器の発展です。
バロック時代に、現代でもクラシック音楽に用いられるさまざまな楽器の原形が確立しました。
例えば、弦楽器はそれまでヴィオラ=ダ=ガンバなどの古楽器が用いられていました。

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(ヴィオラ=ダ=ガンバ)

しかし、特にヴァイオリン制作において、有名なグァルネリ=デル=ジェスアントニオ=ストラディヴァリが現在でも使われる弦楽器の形を確立しました。

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(ストラディバリウス)

また、管楽器も独自の進化を遂げ、新しく開発されたさまざまな楽器を用いた音楽が、作曲家によって生み出されていきました。
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『教科書 世界史B』 山川出版社
『世界史B 用語集』 山川出版社
『詳説世界史研究』 山川出版社

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