つごもり/晦日
このテキストでは、古文単語「
つごもり/晦日」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。
名詞
■意味1
月の下旬、月末の数日。
[出典]:
東下り 伊勢物語
「富士の山を見れば、五月の
つごもりに、雪いと白う降れり」
[訳]:富士山を見ると、五月の
下旬(だというの)に、雪がとても白く降り積もっています。
■意味2
月の末日、みそか。
[出典]:枕草子 清少納言
「なべての月には見えぬものの、師走のつごもりのみ時めきて...」
[訳]:いつもの月には見えないですが、大晦日にのみ幅をきかせて...