たなびく/棚引く
このテキストでは、カ行四段活用の動詞「
たなびく/棚引く」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。
カ行四段活用
未然形 | たなびか |
連用形 | たなびき |
終止形 | たなびく |
連体形 | たなびく |
已然形 | たなびけ |
命令形 | たなびけ |
■意味:自動詞
雲や霞などが横に長く引く。
[出典]:
枕草子 清少納言
「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細く
たなびきたる。」
[訳]:春は夜がほのぼのと明けようとする頃(が良い)。(日が昇るにつれて)だんだんと白んでいく、山際の辺りがいくらか明るくなって、紫がかっている雲が
横に長く引いている様子が良い。