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ことば / 単語 古文単語「たのむ/頼む」の意味・解説【マ行四段活用/マ行下二段活用】
著者名:
走るメロス
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たのむ/頼む
このテキストでは、古文単語「 たのむ/頼む」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。
「たのむ/頼む」には、
①マ行四段活用
②マ行下二段活用
の用法がある。
①マ行四段活用
未然形 | たのま |
連用形 | たのみ |
終止形 | たのむ |
連体形 | たのむ |
已然形 | たのめ |
命令形 | たのめ |
■意味1:他動詞
信頼する、あてにする。
[出典]: 筑紫に、なにがしの押領使 徒然草
「年ごろ 頼みて、朝な朝な召しつる土大根らに候う。」
[訳]:長い間あなたが 信頼して、毎朝召し上がっていた大根です。
■意味2:他動詞
主人として仕える。
[出典]:平家物語
「頼朝をたのまば助けて使はんは、いかに。」
[訳]:頼朝に仕えるならば助けて家来として使ってやるが、どうだ。
②マ行下二段活用
未然形 | たのめ |
連用形 | たのめ |
終止形 | たのむ |
連体形 | たのむる |
已然形 | たのむれ |
命令形 | たのめよ |
■意味1:他動詞
期待させる、当てにさせる。
[出典]: 今日はそのことをなさんと思へど 徒然草
「待つ人は障りありて、 頼めぬ人は来たり。」
[訳]:待ち人は差し支えがあって(来ず)、(来るのを) 期待させない人は来てしまう。
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徒然草,
単語,
吉田兼好,
平家物語,
古文単語,
兼好法師,
今日はそのことをなさんと思へど,
解説,
意味,
たのむ,
頼む,
マ行四段活用,
マ行下二段活用,
筑紫に、なにがしの押領使,
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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse |
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂 |
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