おもひなげく/思ひ嘆く
このテキストでは、カ行四段活用の動詞「
おもひなげく/思ひ嘆く」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
カ行四段活用
未然形 | おもひなげか |
連用形 | おもひなげき |
終止形 | おもひなげく |
連体形 | おもひなげく |
已然形 | おもひなげけ |
命令形 | おもひなげけ |
■意味:自動詞
嘆き悲しむ。
[出典]:
かぐや姫の嘆き 竹取物語
「この月の十五日に、かのもとの国より、迎へに人々まうで来むず。さらずまかりぬべければ、思し嘆かむが悲しきことを、この春より
思ひ嘆き侍るなり。」
[訳]:今月の十五日に、あの元の国から、(私を)迎えに人々がやって参りましょう。やむをえず(月の都へ)参らなければなりませんので、(おじいさん、おばあさんが)嘆き悲しまれるようなことが切ないということを、(私は)この春から
嘆き悲しんでいるのです。
備考
尊敬語は「
思し嘆く」。