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『人虎伝』(虎曰、我有旧文数十篇〜)書き下し文・現代語訳(口語訳)と解説

著者名: 走るメロス
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現代語訳(口語訳)

虎が言いました。
「私には以前作った詩が数十編あります。
(それらの詩は)まだ世には知られていません。
未発表の原稿があったとしても、(それらは)ばらばらになってしまったに違いありません。
あなたは、私のために(私の詩を)伝え残してください。
本当のところ有識者のうわさになるほどのものではないのですが、子孫に伝えることを重視したいのです。」と。


袁傪はすぐに従者を読んで筆を用意させて、(虎となった李徴が)口にすることに従って書き記していきました。
(詩は)二十章近くになりました。
文は大変優れており、内容はとても深遠なものでした。
(袁傪はその詩を)何度も読んで感嘆しました。

虎が言いました。
「これらが私の行った仕事です。
どうして(これらの詩を子孫に)伝えないということができましょうか、いやできません。」


間をおかずに続けて言いました。
「私は詩を一つ作ろうと思います。
私の外見は異類のものですが、中身は(人間と)違わないことを示したいのです。
私の思いを語って、その憤りを述べたいのです。」


袁傪はまた従者に命じて、筆を用意させて(李徴に)伝授させました。
詩は(次のように)言いました。

単語・文法解説

未行於代「未」は再読文字。「いまだ〜(せ)ず」と読み、「まだ〜ない」と訳す
遺藁死後に残された未発表の原稿
安得寝而不伝歟「安A歟」で「いづくんぞA(せ)ん」と読み反語を表す


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・『人虎伝』(虎曰、我有旧文数十篇〜)書き下し文・現代語訳(口語訳)と解説

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鎌田正、米山寅太郎 著 2011 『新漢語林 第二版』大修館書店
『教科書 高等学校 古典B 漢文編』 三省堂

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