x切片とy切片
図のような直線があったとき、直線とx軸との交点をA(a,0)、y軸との交点をB(0,b)とします。x軸と交わる点のx座標のことを
x切片、y軸と交わる点のy座標のことを
y切片といいます。
a≠0、b≠0のとき、2点A(a,0)とB(0,b)を通る直線の方程式を求めてみましょう。
の
公式より、
両辺をbで割ると
x切片とy切片の値が与えられたときに、この公式を用いて直線の方程式を求めることができます。
練習問題
x切片が2、y切片が−4である直線の方程式を求めなさい。
x切片が2、y切片が−4ということは、先ほどの公式において"
a=2、b=−4"なので
両辺に4をかけます
正しいかどうかは、x切片の座標(2,0)とy切片の座標(0,−4)を代入して、その式が成り立つかをチェックすることで確認ができます。
○"x=2、y=0"のとき"y=2x−4"は
0=2・2−4=0
"左辺=右辺"となります。
○また"x=0、y=−4"のとき"y=2x−4"は
−4=2・0−4=−4
こちらも"左辺=右辺"となります。
以上から、求めた式が正しいことがわかりますね。
y切片
ちなみに、"y=2x
−4"の
赤文字の部分はy切片と等しい値となります。
覚えておきましょう。