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23_80 化学:有機化合物 / 化学:炭化水素

アルカン・アルケン・アルキンの性質と覚え方

著者名: 藤山不二雄
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アルカン・アルケン・アルキン

初めて聞く人は「?」とお思いでしょう。
有機化合物のうち炭素と水素のみで構成される化合物炭化水素といいますが、炭化水素は炭素間の結合(すなわち飽和か不飽和か)、鎖式か環式かによって区別することができます。
炭化水素で非常に重要なファクターですので、しっかりと抑えていきましょう。

アルカンとは

アルカンとは、炭素間の結合が単結合のみである炭化水素のことです。
例えば(メタン)や(エタン)などがこれに該当します。
CとHの数には規則性があって、で表すことができます。

アルケンとは

アルケンとは、 炭素間の結合のうち1組だけ二重結合を含む炭化水素のことです。
例えば(エテン)や(プロペン)などです。( ※炭素が1つのアルケンは存在しません。)
アルケンにもCとHの数には規則性があり、と表すことができます。

ちなみに、アルカンの語尾を変えるとアルケンの物質の名前になります。
エタン→エテン、プロパン→プロペン、ブタン→ブテンとアルカンの語尾の「ane」を「ene」に変更すればアルケン物質の名前になります。

アルキン

もうここまできたら、勘の言い方はわかるかもしれませんね。
アルキンとは、炭素間の結合のうち、1組だけ三重結合を含む炭化水素のことです。
例えば(エチン)や(プロピン)などがこれに該当します。(※炭素が1つのアルキンは存在しません。)
CとHの数の関係はです。

これもまた、名前には規則性があります。
エタン→エチン、プロパン→プロピン、ブタン→ブチンとアルカンの語尾の「ane」を「yne」に変えればよいのです。
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『化学Ⅰ ニューグローバル』 東京書籍
『教科書 化学Ⅰ』 東京書籍

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