判別式を用いた応用問題
判別式"D=b²−4ac"を使った応用問題を一緒に解いてみましょう。
問題
2次方程式"2x²+2mx+2m+4=0"が実数解をもたないときの定数mの範囲を求めましょう。
■mの値を求める
別のテキストで
2次方程式"2x²+4x−m=0"が異なる2つの実数解をもつような定数mの範囲を求めましょう。という問題にチャレンジしていますが、考え方は同じです。
2次方程式が実数解を持たないための条件を思い出しましょう。
そう、"
D<0"でしたね。これを設問の式にあてはめてみます。
D=b²−4acにおいて、a=2、b=2m、c=2m+4を代入すると
(2m)²−4・2・(2m+4)=4m²−16m−32
D<0より
4m²−16m−32<0
m²−4m−8<0
"m²−4m−8=0"として
解の公式を用いてmの値を求めていきます。
つまり"2-2√3<m<2+2√3"のとき、2次方程式"2x²+2mx+2m+4=0"が実数解を持たないということになります。