詩のタイプ
中学校で扱う詩には、大きく分けて3つのタイプがあります。
叙情詩、
叙景詩そして
叙事詩です。
叙情詩
叙情詩とは、
作者の気持ちや心の変化をうたった詩です。私たちが目にするほとんどの詩は、この叙情詩です。
高村光太郎、室生犀星(むろう さいせい)、北原白秋、中原中也などが詩人として有名です。
叙景詩
叙景詩とは、自然の風景などを主観的・客観的にありのままにうたった詩の事をいいます。
作者がどう感じたかよりも、風景や風物がどうであるかという点に重きが置かれています。
しかし、どうしても作者の感情も混じってくることもあり、その点で叙情詩と叙景詩の分別は難しく、叙情詩と叙景詩を同じくくりで考えるときもあります。
叙事詩
叙事詩とは、歴史上の事件や人物をうたった詩のことです。短歌のように一定のリズムにのって書かれたもので、短歌とは違ってある程度の長さがあります。
詩を読むためには、詩の題材が何かということだけではなく、
その題材を通して作者が何を表現しようとしているのかを感じ取る必要があります。