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23_80 化学基礎:物質の変化 / 化学基礎:原子量・分子量と物質量

化学基礎 モル(物質量)のわからない所をわかりやすく1~アボガドロ数~

著者名: 藤山不二雄
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では少し応用編です。

Na⁺NaClについて考えてみましょう


Na⁺

まずNa⁺ですが、このようなイオン式の場合は、イオンの価数を無視して原子量を足し合わせます。
ですのでNa⁺の式量は23です。Na⁺が23gになるために必要な粒子の数は6.02×10²³個です。

NaCl

続いてNaClです。これはNa⁺Cl⁻からできている物質ですね。まずNa⁺Cl⁻のお互いの式量を考えます。Na⁺は23、Cl⁻は35.5です。

このことからNaClの式量は58.5なのでNaCl58.5gを形成する粒子の数は6.02×10²³個だ!してはいけません

NaClのように2つ以上のイオン式からなる物質は、それぞれの物質が6.02×10²³個の粒子を持つと考えます。

つまり、NaCl58.5gを形成するためには、Na⁺6.02×10²³個、Cl⁻6.02×10²³個必要であるとなります。

次:実際に練習問題を解いてみよう

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『教科書 化学Ⅰ』三省堂
『チャート式 新化学Ⅰ』数研出版

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