"would"の登場
"will"は、未来を表すときなどに用いる助動詞でしたね。ここで紹介する"
would"は、
"will"の過去形になります。過去形の文で用いられるのはもちろんのこと、現在時制の文で用いることで、
より丁寧な表現にもなります。
1:
I would often play catch with my father when I was a child.
※子供のころはよく父とキャッチボールをしたものだった。
2:
He wouldn't fall asleep when he was a baby.
※彼は赤ちゃんのころ、どうしても寝ようとしなかった。
3:
He would always insist his idea.
※彼はいつも自分の意見を主張しようとした。
4:
Would you help me?
※助けていただけませんか?
過去の習慣や習性
前回のテキストで、"will"は現在の習慣や習性を表すと説明しました。これに対し"would"は、
過去の習慣や習性を表します。
肯定文では、例文1のように「
~したものだ」と訳し、否定文では例文2のように「
どうしても~しなかった」と訳します。また、口に出すときに"would"を強く発音することで、「
どうしても~した」と、
過去の固執を表します。
疑問文で使うときには、例文4のように「
~していただけませんか?」と訳します。これはwillのときも同じでしたね。しかし
willよりもwouldのほうがより丁寧な表現となります。