新規登録 ログイン

1_80 現代文 / 現代文:随筆

随筆の意味と楽しみ方

著者名: 春樹
Text_level_1
マイリストに追加
随筆とは

エッセーとも呼ばれる随筆は、筆者が見聞き、体験をしたことを通じて感じたことを記した文章のことです。考えをただツラツラと書いたものなので、評論文のようにかっちりとしたものではなく、個人的な考えや感じたことが自由に書かれています。

例えば吉田兼好徒然草の冒頭です。
つれづれなるまゝに、日暮らし、硯にむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

現代語訳すると、「手持ち無沙汰なので、一日中、硯を前にして心に浮かんでは消え、浮かんでは消えていくことをなんとなく書きつづっていると、気が滅入ってしまいそうになる。」といった感じでしょうか。
このように、自分の感じたことを気ままに書いているのです。
何故そのように思うのかを理由をつけて説明しようとするのが評論文ですが、これは違いますよね。

清少納言枕草子鴨長明方丈記、そして吉田兼好徒然草、この3つは日本文学史の三大随筆と呼ばれています。
Keyword_title

Reference_title
『自由自在 中学国語』 受験研究社

この科目でよく読まれている関連書籍

このテキストを評価してください。

※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。

 

テキストの詳細
 閲覧数 13,265 pt 
 役に立った数 5 pt 
 う〜ん数 1 pt 
 マイリスト数 0 pt 

知りたいことを検索!

まとめ
このテキストのまとめは存在しません。