「昔の若人は、さるすける物思ひをなむしける」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解
原文
昔の若人は、さる
すける
物思ひをなむしける。
現代語訳・口語訳・意味
昔の若者は、そのような打ち込んだ悩み事(=恋)をしたものです。
品詞分解
| 単語 | 品詞 |
| 昔 | 名詞 |
| の | 格助詞 |
| 若人 | 名詞 |
| は、 | 係助詞 |
| さる | 連体詞 |
| すけ | カ行四段活用「すく」の已然形 |
| る | 完了の助動詞「り」の連体形 |
| 物思ひ | 名詞 |
| を | 格助詞 |
| なむ | 係助詞・係り結び |
| し | サ行変格活用「す」の連用形 |
| ける。 | 過去の助動詞「けり」の連体形・係り結び |
主な出典
【伊勢物語「すける物思ひ」】
男、泣く泣く詠める。「出でて往なばたれか別れの難からむありしにまさる今日は悲しも」と詠みて、絶え入りにけり。親あわてにけり。なほ思ひてこそ言ひしか、いとかくしもあらじと思ふに、真実に絶え入りにければ、まどひて願立てけり。今日の入相ばかりに絶え入りて、またの日の戌の時ばかりになむ、からうじて生き出でたりける。昔の若人は、さるすける物思ひをなむしける。今の翁、まさにしなむや。