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「十ばかりにやあらむと見えて、白き衣、山吹などの、なえたる着て走り来たる女子」の現代語訳・品詞分解・敬意の向き
著作名: 走るメロス
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「十ばかりにやあらむと見えて、白き衣、山吹などの、なえたる着て走り来たる女子」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解

原文

中に、十ばかりにやあらむと見えて、白き衣、山吹などの、なえたる着て走り来たる女子、あまた見えつる子どもに似るべうもあらず、いみじく生ひ先見えてうつくしげなる容貌なり。


現代語訳・口語訳・意味

その中に、十歳ほどであろうと思われる、白い着物に、山吹襲で着慣れて柔らかくなっているのを着て走って来た女の子は、多く見えた(他の)子どもたちとは似ているはずもなく、たいそう将来(の美しい姿)が想像できていかにも可愛らしい感じの容貌です。



品詞分解

単語品詞敬意の向き
名詞
ばかり副助詞
断定の助動詞「なり」の連用形
係助詞
あらラ行変格活用「あり」未然形
推量の助動詞「む」の連体形
格助詞
見えヤ行下二段活用「みゆ」連用形
て、接続助詞
白きク活用の形容詞「しろし」の連体形
衣、名詞
山吹名詞
など副助詞
の、格助詞
なえヤ行下二段活用「なゆ」の連用形
たる完了の助動詞「たり」の連体形
カ行上一段活用「きる」の連用形
接続助詞
走り来カ行変格活用「はしりく」連用形
たる完了の助動詞「たり」の連体形
女子、名詞




主な出典

源氏物語「若紫・北山の垣間見」
清げなる大人二人ばかり、さては童べぞ出で入り遊ぶ。中に、十ばかりにやあらむと見えて、白き衣、山吹などの、なえたる着て走り来たる女子、あまた見えつる子どもに似るべうもあらず、いみじく生ひ先見えてうつくしげなる容貌なり。髪は扇をひろげたるやうにゆらゆらとして、顔はいと赤くすりなして立てり。

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