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古文単語「ふるさと/古里/故郷」の意味・解説【名詞】 |
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著作名:
走るメロス
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このテキストでは、古文単語「ふるさと/古里/故郷」の意味、解説とその使用例を記しています。
旧都、昔都のあったところ。
[出典]:初冠 伊勢物語
「思ほえず、ふる里にいとはしたなくてありければ、心地まどひにけり。 」
[訳]:思いもよらず(このような寂れた)旧都に、不釣り合いな様子で(美しい姉妹が)いたので、(男は)心を乱してしまいました。
「思ほえず、ふる里にいとはしたなくてありければ、心地まどひにけり。 」
[訳]:思いもよらず(このような寂れた)旧都に、不釣り合いな様子で(美しい姉妹が)いたので、(男は)心を乱してしまいました。
以前住んでいた土地、なじみのある土地。
[出典]:古今和歌集 紀貫之
「人はいさ心も知らずふるさとは 花ぞ昔の香ににほいける」
[訳]:人の心はさあどうだかわからりません。しかし慣れ親しんだこの土地では、梅の花が昔とかわらずにすばらしい香になって匂っていることだよ。
「人はいさ心も知らずふるさとは 花ぞ昔の香ににほいける」
[訳]:人の心はさあどうだかわからりません。しかし慣れ親しんだこの土地では、梅の花が昔とかわらずにすばらしい香になって匂っていることだよ。
生まれ故郷。
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