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古文単語「ふる/旧る/古る」の意味・解説【ラ行上二段活用】 |
著作名:
走るメロス
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「ふる/旧る/古る」の意味・活用・使用例【ラ行上二段活用】
このテキストでは、ラ行上二段活用の動詞「ふる/旧る/古る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
「ふる」には
①旧る/古る
②降る
③触る
④震る
⑤振る
⑥経る
などの用法があるが、ここでは「①旧る/古る」を扱う
ラ行上二段活用
未然形 | ふり |
連用形 | ふり |
終止形 | ふる |
連体形 | ふるる |
已然形 | ふるれ |
命令形 | ふりよ |
■意味1:自動詞
古くなる、年月がたつ、寂れる。
[出典]:かへる年の二月廿余日 枕草子
「垣などもみなふりて、苔生ひてなむ。」
[訳]:垣根などもみな古くなって、苔むしている
「垣などもみなふりて、苔生ひてなむ。」
[訳]:垣根などもみな古くなって、苔むしている
■意味2:自動詞
老いる、年を取る。
[出典]:朝顔 源氏物語
「『かしこくも古りたまへるかな』と思へど、」
[訳]:「おそろしく年をおとりになった」と思いますが...
「『かしこくも古りたまへるかな』と思へど、」
[訳]:「おそろしく年をおとりになった」と思いますが...
■意味3:自動詞
古くからのなじみである、過去のものとなる、昔なじみである。
[出典]:無名草子
「ふりにし人は恋しきままに、人知れぬしのび音のみ泣かれて...」
[訳]:昔からのなじみにである人は懐かしいものですから、人に知られないように声をひそめて泣いてしまいまして...
「ふりにし人は恋しきままに、人知れぬしのび音のみ泣かれて...」
[訳]:昔からのなじみにである人は懐かしいものですから、人に知られないように声をひそめて泣いてしまいまして...
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