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古文単語「あてやかなり/貴やかなり」の意味・解説【形容動詞ナリ活用】
著作名: 走るメロス
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あてやかなり/貴やかなり

このテキストでは、ナリ活用の形容動詞「あてやかなり/貴やかなり」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

形容動詞・ナリ活用

未然形あてやかなら
連用形あてやかなりあてやかに
終止形あてやかなり
連体形あてやかなる
已然形あてやかなれ
命令形あてやかなれ


意味

上品である、高貴である

[出典]かぐや姫の嘆き 竹取物語
「。使はるる人々も、年ごろならひて、たち別れなむことを、心ばへなどあてやかにうつくしかりつることを見ならひて、恋しからむことの堪へがたく、湯水飲まれず、同じ心に嘆かしがりけり。 」

[訳]:(かぐや姫の)身辺のお世話をさせられている人々も、長年親しんで(いながらも)、別れてしまうことを、(かぐや姫が)気立てなどが上品でかわいらしい様子であったのを見慣れていたので、(その姿をかぐや姫が帰ったあとに)恋しく思うようなことが堪えがたく、湯水も飲むことができずに、(おじいさん、おばあさんと)同じ気持ちで悲嘆にくれるのであった。


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