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古文単語「ほす/干す/乾す」の意味・解説【サ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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「ほす/干す/乾す」の意味・活用・使用例【サ行四段活用】

このテキストでは、サ行四段活用の動詞「ほす/干す/乾す」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

サ行四段活用

未然形ほさ
連用形ほし
終止形ほす
連体形ほす
已然形ほせ
命令形ほせ


意味1:他動詞

濡れたものを乾かす

[出典]百人一首 持統天皇
「春すぎて夏きにけらし白たへの衣ほすてふ天の香具山」

[訳]:春が過ぎて夏がやって来たらしいです。(夏になると)真っ白な衣を(干して)乾かすという天の香具山に(真っ白な衣が干されています)。


意味2:他動詞

涙をかわかす、泣くのをやめる

[出典]:源氏物語 椎本
ほす世もなくて過ぐしたまふに...」

[訳]涙をかわかすこともできずに過ごしていらっしゃるうちに...




意味3:他動詞

盃を空にする

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