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古文単語「ひまなし/暇無し/暇なし」の意味・解説【形容詞ク活用】 |
著作名:
走るメロス
3,778 views |
ひまなし/暇無し/暇なし
このテキストでは、ク活用の形容詞「ひまなし/暇無し/暇なし」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
形容詞・ク活用
未然形 | ひまなく | ひまなから |
連用形 | ひまなく | ひまなかり |
終止形 | ひまなし | ◯ |
連体形 | ひまなき | ひまなかる |
已然形 | ひまなけれ | ◯ |
命令形 | ◯ | ひまなかれ |
■意味1
隙間がない。
[出典]:宮に初めて参りたるころ 枕草子
「次の間に、長炭櫃にひまなくゐたる人々...」
[訳]:次の間で、長炭櫃に隙間なく座っている人(女房)たちが...
「次の間に、長炭櫃にひまなくゐたる人々...」
[訳]:次の間で、長炭櫃に隙間なく座っている人(女房)たちが...
■意味2
絶え間がない、ひっきりなしに。
[出典]:燕の子安貝 竹取物語
「殿より使ひひまなく賜はせて...」
[訳]:御殿から、使いのものをひっきりなしにお遣わしになって...
「殿より使ひひまなく賜はせて...」
[訳]:御殿から、使いのものをひっきりなしにお遣わしになって...
■意味3
油断がない、心のすきがない。
[出典]:ありがたきもの 枕草子
「同じ所に住む人の、かたみに恥ぢかはし、いささかのひまなく用意したりと思ふが...」
[訳]:同じところに(宮仕えして)住む人で、互いに気兼ねして、ほんの少しの油断もなく心づかいしていると思う人が...
「同じ所に住む人の、かたみに恥ぢかはし、いささかのひまなく用意したりと思ふが...」
[訳]:同じところに(宮仕えして)住む人で、互いに気兼ねして、ほんの少しの油断もなく心づかいしていると思う人が...
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