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古文単語「くる/暮る/昏る」の意味・解説【ラ行下二段活用】
著作名: 走るメロス
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くる/暮る/昏る

このテキストでは、ラ行下二段活用の動詞「くる/暮る/昏る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ラ行下二段活用

未然形くれ
連用形くれ
終止形くる
連体形くるる
已然形くるれ
命令形くれよ


意味1:自動詞

日が暮れる、日が落ちて暗くなる

[出典]那須野 奥の細道
「遥に一村を見かけて行くに、雨降日暮るる。」

[訳]:遠くのひとつの村を目にかけて行くうちに、雨が降り日も暮れてしまった。


意味2:自動詞

年や季節が終わる、季節が過ぎる

[出典]旅立ち 奥の細道
「やや年も暮れ、春立てる霞の空に、白河の関越えんと、そぞろ神の物につきて心を狂はせ...」

[訳]:次第に(その)年も終わり、春になり霞たなびく空を見ると、白河の関を越えてみようと、なんとなく人の心を誘い動かす神が身に取り憑いて心を正常ではなくならせ...


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