|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
古文単語「うきたつ/浮き立つ」の意味・解説【タ行四段活用】 |
著作名:
走るメロス
6,893 views |
うきたつ/浮き立つ
このテキストでは、タ行四段活用の動詞「うきたつ/浮き立つ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
タ行四段活用
未然形 | うきたた |
連用形 | うきたち |
終止形 | うきたつ |
連体形 | うきたつ |
已然形 | うきたて |
命令形 | うきたて |
■意味1:自動詞
(雲や霧が)
わき上がる、立ちのぼる。
[出典]:風雅和歌集
「秋風に浮き立つ雲は迷へどものどかに渡る雁の一連」
[訳]:秋風に立ちのぼる雲は(行く先を)迷っているが、ゆったりと移動していく雁の一列であるよ
「秋風に浮き立つ雲は迷へどものどかに渡る雁の一連」
[訳]:秋風に立ちのぼる雲は(行く先を)迷っているが、ゆったりと移動していく雁の一列であるよ
■意味2:自動詞
(心が浮かれて)
浮き浮きする、そわそわする。
[出典]:折節の 徒然草
「...と、人ごとに言ふめれど、それもさるものにて、今ひときは心も浮きたつものは、春の気色にこそあめれ。」
[訳]:...と人は誰もが言うようだが、それはもっともなことだと思うのだが、なおいっそう心もうきうきするものは、春の様子であるようだ。
「...と、人ごとに言ふめれど、それもさるものにて、今ひときは心も浮きたつものは、春の気色にこそあめれ。」
[訳]:...と人は誰もが言うようだが、それはもっともなことだと思うのだが、なおいっそう心もうきうきするものは、春の様子であるようだ。
■意味3:自動詞
浮き足立つ、不安で動揺する。
[出典]:都遷り 方丈記
「日を経つつ世の中浮き立ちて、人の心も治まらず...」
[訳]:日が経つごとに世の中は浮き足立って、人も心も落ち着かず...
「日を経つつ世の中浮き立ちて、人の心も治まらず...」
[訳]:日が経つごとに世の中は浮き足立って、人も心も落ち着かず...
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
古文単語「みえわたる/見え渡る」の意味・解説【ラ行四段活用】
>
古文単語「なまめく/艶めく/生めく」の意味・解説【カ行四段活用】
>
古文単語「あやふし/危ふし」の意味・解説【形容詞ク活用】
>
古文単語「あざける/嘲る」の意味・解説【ラ行四段活用】
>
古文単語「さらに/更に」の意味・解説【副詞】
>
最近見たテキスト
古文単語「うきたつ/浮き立つ」の意味・解説【タ行四段活用】
10分前以内
|
>
|