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古文単語「むつまし/睦まし」の意味・解説【形容詞シク活用】
著作名: 走るメロス
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むつまし/睦まし

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※「むつまじ/睦まじ」とも。
形容詞・シク活用

未然形むつましくむつましから
連用形むつましくむつましかり
終止形むつまし
連体形むつましきむつましかる
已然形むつましけれ
命令形むつましかれ


意味1

親しい、仲が良い

[出典]漂泊の思ひ・旅立ち 奥の細道
むつまじきかぎりは宵よりつどひて舟に乗りて送る。」

[訳]親しい人たちは皆前の晩から集まって(今朝は一緒に)舟に乗って見送ってくれる。


意味2

懐かしい、慕わしい、心がひかれる

[出典]:夕顔 源氏物語
「見し人の煙を雲と眺むれば夕べの空もむつましきかな」

[訳]:結婚した人の(火葬する)煙を雲と思って眺めると、(曇ったこの)夕方の空も心がひかれることよ。


備考

中世末期から「むつまじ」としても使われるようになった。「むつまじ」の場合の活用は以下の通り。

未然形むつまじくむつまじから
連用形むつまじくむつまじかり
終止形むつまじ
連体形むつまじきむつまじかる
已然形むつまじけれ
命令形むつまじかれ


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