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古文単語「おくらす/後らす」の意味・解説【サ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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おくらす/後らす

このテキストでは、サ行四段活用の動詞「おくらす/後らす」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

サ行四段活用

未然形おくらさ
連用形おくらし
終止形おくらす
連体形おくらす
已然形おくらせ
命令形おくらせ


意味:他動詞

先に死んだり出発したりして人を後に残す

[出典]若紫・北山の垣間見 源氏物語
「生ひ立たむありかも知らぬ若草をおくらす露ぞ消えむそらなき」

[訳]:成長していく場所も知らない(これからどのように成長をしていくのかわからない)若草(のような少女のこと)を、後に残して消えていく露(のような老い先の短い私)は、(気になって)消えようにも消える空がない(死んでも死にきれません)。


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