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古文単語「そぐ/削ぐ/殺ぐ」の意味・解説【ガ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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そぐ/削ぐ/殺ぐ

このテキストでは、ガ行四段活用の動詞「そぐ/削ぐ/殺ぐ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ガ行四段活用

未然形そが
連用形そぎ
終止形そぐ
連体形そぐ
已然形そげ
命令形そげ


意味1:他動詞

切りそろえる、削り取る

[出典]若紫・北山の垣間見 源氏物語
「四十余ばかりにて、いと白うあてにやせたれど、面つきふくらかに、まみのほど、髪のうつくしげにそがれたる端も...」

[訳]:四十歳すぎほどで、とても(色が)白く上品でやせてはいますが、顔つきはふっくらとしていて、目元や、きれいに切りそろえられた髪の端も...


意味2:他動詞

質素にする、簡素にする、省略する

[出典]:若菜上 源氏物語
「ことさらにそぎ給ひて、例の、ことことしからぬ御車に奉りて...」

[訳]:とりわけ(格式を)簡素にしなさり、例によって、大げさではないお車にお乗りになって...


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