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古文単語「いくらともなし/幾らともなし」の意味・解説【連語】 |
著作名:
走るメロス
8,834 views |
「いくらともなし/幾らともなし」の意味・活用・使用例【連語】
このテキストでは、古文単語「いくらともなし/幾らともなし」の意味、解説とその使用例を記している。
※副詞「いくら」と格助詞「と」、係助詞「も」そしてク活用の形容詞「なし」が一語になったもの。
連語
■意味
数えきれない、たくさん、大量だ。
[出典]:留志長者のこと 宇治拾遺物語
「おほかた、蔵もいくらともなく持ち、たのしきが、心の口惜しく、妻子にも、まして従者にも、物食はせ、着することなし」
[訳]:だいたい、蔵も数えきれないほど多く持ち、裕福なのですが、性分が残念で、妻子にも、いうまでもなく従者にも、食事をとらせたり、(衣を)着せることがありません。
「おほかた、蔵もいくらともなく持ち、たのしきが、心の口惜しく、妻子にも、まして従者にも、物食はせ、着することなし」
[訳]:だいたい、蔵も数えきれないほど多く持ち、裕福なのですが、性分が残念で、妻子にも、いうまでもなく従者にも、食事をとらせたり、(衣を)着せることがありません。
活用
形容詞「なし」が活用する場合、以下の通り。
未然形 | いくらともなく | いくらともなから |
連用形 | わいくらともなく | いくらともなかり |
終止形 | いくらともなし | ◯ |
連体形 | いくらともなき | いくらともなかる |
已然形 | いくらともなけれ | ◯ |
命令形 | ◯ | いくらともなかれ |
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