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古文単語「いたる/至る」の意味・解説【ラ行四段活用】 |
著作名:
走るメロス
35,961 views |
「いたる/至る」の意味・活用・使用例【ラ行四段活用】
このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「いたる/至る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
ラ行四段活用
未然形 | いたら |
連用形 | いたり |
終止形 | いたる |
連体形 | いたる |
已然形 | いたれ |
命令形 | いたれ |
■意味1:自動詞
行き着く、到着する。
■意味2:自動詞
(ある時や地位に)
達する、やってくる。
[出典]:寸陰惜しむ人なし 徒然草
「命を終ふる期、忽ちに至る。」
[訳]:一生を終えるときは、すぐさまやってくる。
「命を終ふる期、忽ちに至る。」
[訳]:一生を終えるときは、すぐさまやってくる。
■意味3:自動詞
思い及ぶ、行く届く、関心を持つ。
[出典]:薄雲 源氏物語
「心の至る限りおろかならず思ひたまふるに...」
[訳]:心の思い及ぶ限りいい加減でなく存じておりますところに...
「心の至る限りおろかならず思ひたまふるに...」
[訳]:心の思い及ぶ限りいい加減でなく存じておりますところに...
■意味4:自動詞
極まる、(境地に)達する。
[出典]:徒然草
「尋常ならぬさまなれども、人に厭はれず、よろづ許されけり。徳のいたれりけるにや。」
[訳]:(僧は)普通ではない様子であるが、人に嫌われず、万事が許されていた。(これは僧の)徳が(極限に)達していたからであろうか。
「尋常ならぬさまなれども、人に厭はれず、よろづ許されけり。徳のいたれりけるにや。」
[訳]:(僧は)普通ではない様子であるが、人に嫌われず、万事が許されていた。(これは僧の)徳が(極限に)達していたからであろうか。
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