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古文単語「ひきたる/引き垂る」の意味・解説【ラ行下二段活用】
著作名: 走るメロス
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ひきたる/引き垂る

このテキストでは、ラ行下二段活用の動詞「ひきたる/引き垂る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ラ行下二段活用

未然形ひきたれ
連用形ひきたれ
終止形ひきたる
連体形ひきたるる
已然形ひきたるれ
命令形ひきたれよ


意味:他動詞

だらりと垂れ下げる、引っ張って垂らす

[出典]にくきもの 枕草子
「また飲め、と言ふなるべし、身ぶるひをし、頭ふり、口わきをさへ引き垂れて、童の、こう殿にまゐりて、など謡ふやうにする。」

[訳]:もっと飲め、ということであろうか、身震いをして、頭をふり、口の端までを(への字に)垂れ下げて、子どもが、こう殿にまゐりて、などと歌うようにする。


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