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古文単語「かれこれ/彼此」の意味・解説【代名詞/副詞】
著作名: 走るメロス
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かれこれ/彼此

このテキストでは、古文単語「かれこれ/彼此」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

「かれこれ」には
①代名詞
②副詞
の用法がある。

①代名詞

意味

あれこれ、あの人この人

[出典]馬のはなむけ・門出 土佐日記
かれこれ、知る知らぬ、送りす。」

[訳]あの人この人、知っている人も知らない人も見送りをする。




②副詞

意味1

さまざまに、いろいろと

[出典]:戒文 平家物語
「かやうに人知れずかれこれ恥をさらし候ふも...」

[訳]:このように人に知られずにいろいろと恥をさらしましたのも...


意味2

およそ、だいたい

[出典]:真乗院に盛親僧都とて 徒然草
かれこれ三万疋を芋頭の銭と定めて...」

[訳]およそ三万疋(のお金)を芋頭の代金と決めて...


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