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古文単語「さはれ/然はれ」の意味・解説【感動詞/接続詞】
著作名: 走るメロス
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さはれ/然はれ

このテキストでは、古文単語「さはれ/然はれ」の意味、解説とその使用例を記しています。

※「さはれ/然はれ」には、
①感動詞
②接続詞
の用法がある。
①感動詞

意味

ええい、ままよ、どうとでもなれ

[出典]枕草子 清少納言
「げに遅うさへあらむは、いと取りどころなければ、さはれとて...」

[訳]:いかにも(歌の内容が悪くそのうえ返事も)遅いとなっては、たいそうとりえもないので、ままよ、と思って...




②接続詞

意味

しかし、それはそうとして

[出典]:枕草子 清少納言
「『さはれ、道にても。』などと言ひて、みな乗りぬ。」

[訳]:『それはそうとして、道中でも(よいだろう)。』などと言って、みな乗りました。


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