manapedia
更新日時:
古文単語「かつがつ/且つ且つ」の意味・解説【副詞】
著作名: 走るメロス
15,340 views
かつがつ/且つ且つ

このテキストでは、古文単語「かつがつ/且つ且つ」の意味、解説とその使用例を記している。

副詞

意味1

とりあえず、何はともあれ、さしあたって、ひとまず

[出典]花山院の出家 大鏡
かつがつ、式神一人内裏に参れ。」

[訳]:「ひとまず、式神が一人、御所へ参内しなさい。」


意味2

やっとのことで、どうにか、不十分ながら

[出典]:太井川 更級日記
「松里のわたりの津にとまりて、夜ひとよ、舟にてかつがつ物などわたす。 」

[訳]:松里の船着場に泊まって、一晩中、船でどうにかこうにか荷物などを(対岸に)渡す。


このテキストを評価してください。
役に立った
う~ん・・・
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。