更新日時:
|
|
古文単語「いつか/何時か」の意味・解説【連語】 |
|
著作名:
走るメロス
10,567 views |
このテキストでは、古文単語「いつか/何時か」の意味、解説とその使用例を記している。
代名詞「いつ」と係助詞「か」が一語になったもの。
いつ〜か、いつ〜したのか。
[出典]:伊勢物語
「塩釜にいつか来にけむ朝なぎに釣りする舟はここに寄らなむ」
[訳]:塩釜にいつ来てしまったのだろうか。おだやかな朝の時間に釣りをする舟はここに寄ってほしい。
「塩釜にいつか来にけむ朝なぎに釣りする舟はここに寄らなむ」
[訳]:塩釜にいつ来てしまったのだろうか。おだやかな朝の時間に釣りをする舟はここに寄ってほしい。
いつになったら〜か、早く〜したい。
[出典]:古今和歌集
「我が宿の池の藤波咲きにけり山ほととぎすいつか来鳴かむ」
[訳]:我が家の池のほとりの藤の花は咲いてしまったよ。いつになったら山ほととぎすは飛んできて鳴くのだろうか。
「我が宿の池の藤波咲きにけり山ほととぎすいつか来鳴かむ」
[訳]:我が家の池のほとりの藤の花は咲いてしまったよ。いつになったら山ほととぎすは飛んできて鳴くのだろうか。
(反語を表し)
いつ〜か-いや〜ない。
いつの間にか、いつかわからぬが、そのうち〜だろう。
[出典]:祇王 平家物語
「いつか我らもかしこに生まれて、物を思はですぐさむずらん。」
[訳]:いつかわからぬが我々もあそこ(西方浄土)に生まれて、物思いに耽けらず過ごすようになるだろう。
「いつか我らもかしこに生まれて、物を思はですぐさむずらん。」
[訳]:いつかわからぬが我々もあそこ(西方浄土)に生まれて、物思いに耽けらず過ごすようになるだろう。
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
古文単語「くるめく/転めく/眩く」の意味・解説【カ行四段活用】
>
古文単語「めづ/愛づ」の意味・解説【ダ行下二段活用】
>
古文単語「かたみに/互に」の意味・解説【副詞】
>
古文単語「さかゆく/栄行く」の意味・解説【カ行四段活用】
>
古文単語「ゆみやとり/弓矢取り」の意味・解説【名詞】
>
最近見たテキスト
古文単語「いつか/何時か」の意味・解説【連語】
10分前以内
|
>
|
デイリーランキング
注目テキスト