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古文単語「いつか/何時か」の意味・解説【連語】 |
著作名:
走るメロス
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いつか/何時か
このテキストでは、古文単語「いつか/何時か」の意味、解説とその使用例を記している。
成り立ち
代名詞「いつ」と係助詞「か」が一語になったもの。
連語
■意味1
いつ〜か、いつ〜したのか。
[出典]:伊勢物語
「塩釜にいつか来にけむ朝なぎに釣りする舟はここに寄らなむ」
[訳]:塩釜にいつ来てしまったのだろうか。おだやかな朝の時間に釣りをする舟はここに寄ってほしい。
「塩釜にいつか来にけむ朝なぎに釣りする舟はここに寄らなむ」
[訳]:塩釜にいつ来てしまったのだろうか。おだやかな朝の時間に釣りをする舟はここに寄ってほしい。
■意味2
いつになったら〜か、早く〜したい。
[出典]:古今和歌集
「我が宿の池の藤波咲きにけり山ほととぎすいつか来鳴かむ」
[訳]:我が家の池のほとりの藤の花は咲いてしまったよ。いつになったら山ほととぎすは飛んできて鳴くのだろうか。
「我が宿の池の藤波咲きにけり山ほととぎすいつか来鳴かむ」
[訳]:我が家の池のほとりの藤の花は咲いてしまったよ。いつになったら山ほととぎすは飛んできて鳴くのだろうか。
■意味3
(反語を表し)
いつ〜か-いや〜ない。
■意味4
いつの間にか、いつかわからぬが、そのうち〜だろう。
[出典]:祇王 平家物語
「いつか我らもかしこに生まれて、物を思はですぐさむずらん。」
[訳]:いつかわからぬが我々もあそこ(西方浄土)に生まれて、物思いに耽けらず過ごすようになるだろう。
「いつか我らもかしこに生まれて、物を思はですぐさむずらん。」
[訳]:いつかわからぬが我々もあそこ(西方浄土)に生まれて、物思いに耽けらず過ごすようになるだろう。
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