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『孔明臥竜』(蜀志、諸葛亮字孔明、琅邪陽都人〜)書き下し文・現代語訳と解説 |
著作名:
走るメロス
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『孔明臥竜』
ここでは、中国の説話集「蒙求」の中の『孔明臥竜』(蜀志、諸葛亮字孔明、琅邪陽都人〜)の書き下し文、現代語訳とその解説を行っています。
あらすじ
この物語は、有名な「三顧の礼」のもととなった話です。諸葛亮孔明は畑を耕し歌を詠むといった晴耕雨読な生活をしていました。その頃、優秀な人材を求める劉備に、(孔明の友人であった)徐庶が「諸葛亮孔明という優秀な人材がいます。会いにいくことはできますが、彼は呼び寄せてやってくるような男ではありません。」と進言をしました。そこで劉備は3回も孔明に会いに行って勧誘をしました。その熱意にうたれた孔明は、劉備の軍に入ることになったのです。
白文(原文)
蜀志、諸葛亮字孔明、琅邪陽都人。
躬耕隴畝、好為梁父吟、毎自比管仲楽毅。
時人莫之許。
惟崔州平徐庶與亮友善、謂為信然。
時先主屯新野。
徐庶見之謂曰、
「諸葛孔明臥竜也。
将軍豈願見之乎。
此人可就見、不可屈致。
宜枉駕顧之。」
将軍豈願見之乎。
此人可就見、不可屈致。
宜枉駕顧之。」
つづく
書き下し文
蜀志にいふ。
諸葛亮字(あざな)は孔明、琅邪陽都の人なり。
躬(みづか)ら隴畝に耕し、好んで梁父の吟を為し、毎(つね)に自ら管仲・楽毅に比す。
時の人之を許すこと莫し。
惟だ崔州平・徐庶のみ亮と友として善し、謂(おも)へらく信に然りと為す。
時に先主新野に屯(たむろ)す。
徐庶之に見(まみ)えて謂ひて曰はく、
「諸葛孔明は臥竜なり。
将軍豈に之を見んことを願ふか。
此の人は就きて見るべきも、屈致す可からず。
宜しく駕(が)を枉(ま)げて之を顧みるべし。」と。
将軍豈に之を見んことを願ふか。
此の人は就きて見るべきも、屈致す可からず。
宜しく駕(が)を枉(ま)げて之を顧みるべし。」と。
つづく
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