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古文単語「何にかはせむ/何かはせむ」の意味・解説【連語】 |
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著作名:
走るメロス
81,140 views |
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何にかはせむ/何かはせむ
このテキストでは、古文単語「何にかはせむ/何かはせむ」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。
連語
■用法:強調
(反語を表し)
いったい何になろうか、いや何にもならない。
[出典]:物語・源氏の五十余巻 更級日記
「一の巻よりして、人も交じらず、几帳の内にうち伏して、引き出でつつ見る心地、后の位も何にかはせむ。」
[訳]:一の巻から読み始めて、誰にも邪魔されず、几帳の中に横になって、(箱のなかから)引き出して見る心地は、后の位も何になろうか、いや何にもならない。
「一の巻よりして、人も交じらず、几帳の内にうち伏して、引き出でつつ見る心地、后の位も何にかはせむ。」
[訳]:一の巻から読み始めて、誰にも邪魔されず、几帳の中に横になって、(箱のなかから)引き出して見る心地は、后の位も何になろうか、いや何にもならない。
[出典]:あだし野の露消ゆるときなく 徒然草
「住み果てぬ世に、みにくき姿を待ちえて、何かはせん。」
[訳]:いつまでも住み続けることのできないこの世で、醜い姿を待ち迎えて(老いて醜い姿になって)、それが何になるでしょうか、いや何にもなりません。
「住み果てぬ世に、みにくき姿を待ちえて、何かはせん。」
[訳]:いつまでも住み続けることのできないこの世で、醜い姿を待ち迎えて(老いて醜い姿になって)、それが何になるでしょうか、いや何にもなりません。
■品詞分解
「何にかはせむ」を品詞分解すると、次のようになる。
| 何 | 代名詞 |
| に | 格助詞 |
| かは | 係助詞 |
| せ | サ行変格活用「す」の未然形 |
| む | 推量の助動詞「む」の連体形 |
「何かはせむ」を品詞分解すると、次のようになる。
| 何 | 代名詞 |
| かは | 係助詞 |
| せ | サ行変格活用「す」の未然形 |
| む | 推量の助動詞「む」の連体形 |
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