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物質の状態変化
著作名: かたくり工務店
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状態変化

前回のテキストでも説明しましたが、水という液体を冷やすと、「氷」という固体になり、水を熱すると蒸発して「水蒸気」という気体になります。このように同じ物質だけど温度によって形がかわることを状態変化と言うんでしたね。

実はそれぞれの状態の変化には名前がついていますので、このテキストではそれぞれの変化の名前と性質についてみていきましょう。イメージしやすいようにここでは、「氷・水・水蒸気」を例に解説をしていきます。次の図を見ながらイメージしてみてくださいね。
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氷から水へ:融解

氷から水へと変化することを融解(ゆうかい)と言います。漢字が難しいですが、がんばって書けるようにしておきましょう。また、固体から液体へと変化する点のことを融解点と言います。水であれば0℃ですが、これは物質によってさまざまです。だいたい問題では与えられますので、温度を正確に覚えておく必要はありません。
融解とは、固体から液体へ変化すること


水から氷へ:凝固

逆に水から氷へ変化することを凝固と言います。液体から固体に変化する点のことを凝固点と言います。水であれば0℃になります。つまり融解する温度と凝固する温度は同じということですね。
凝固とは、液体から固体へ変化すること


水から水蒸気へ:蒸発

水ら水蒸気へと変化することを蒸発(または気化)と言います。そして液体から気体へと変化する点のことを沸点と言います。水であれば100℃ですね。
蒸発(気化)とは、液体から気体へと変化すること


水蒸気から水へ:液化

逆に水蒸気から水へと変化することを液化(または凝縮)と言います。「状のものに変する」ので液化。覚えやすいですね。水蒸気から液体へと変化する点の名称はとくにはありません。
液化とは、気体から液体へ変化すること


固体から気体へ:昇華

物質の中には、固体からすぐに気体に変化をするものがあります。ドライアイス等がそれにあたります。このように固体から気体へと変化することを昇華(しょうか)と言います。そしてこのポイントのことを昇華点と言います。

また、気体から固体へと変化をすることも同じく昇華と言いますので覚えておきましょう。
昇華とは、固体から気体へと変化すること、または気体から固体へと変化すること



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