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『木曽の最期』の品詞分解(その2:木曽大きに喜びて~) 平家物語(助動詞・動詞の活用など)
著作名: 走るメロス
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平家物語『木曽の最期』の品詞分解

ここでは、平家物語の『木曽の最期』の「木曽大きに喜びて~」から始まる部分の品詞分解をおこなっています。書籍によっては「木曾最期/木曽最期」とするものもあるようです。



※前回のテキスト:「木曽は長坂を経て~」の品詞分解

※「祇園精舎の鐘の声〜」で始まる一節で広く知られている平家物語は、鎌倉時代に成立したとされる軍記物語です。平家の盛者必衰、武士の台頭などが描かれています。

品詞分解

※名詞は省略してあります。

木曽大きに喜びて「この勢あらば、などか最後の軍せざるべき。ここにしぐらうで見ゆるは誰が手やらん。」「甲斐の一条次郎殿とこそ承り候へ。」

木曾
大きに形容動詞・ナリ活用・連用形
喜びバ行四段活用・連用形
て、接続助詞
「こ
格助詞
あらラ行変格活用・未然形
ば、接続助詞
など副詞
係助詞
最後
格助詞
サ行変格活用・未然形
ざる打消の助動詞・連体形
べき。意志の助動詞・連体形
ここ
格助詞
しぐらうハ行四段活用・連用形のウ音便
接続助詞
見ゆるヤ行下二段活用・連体形
は、係助詞
格助詞
やらん。」連語
「甲斐
格助詞
一条次郎殿
格助詞
こそ係助詞
承りラ行四段活用・連用形・謙譲語
候へ。」補助動詞・ハ行四段活用・已然形



「勢はいくらほどあるやらん」「六千余騎とこそ聞こえ候へ。」「さてはよい敵ごさんなれ。同じう死なば、よからう敵に駆け逢うて、大勢の中でこそ討死をもせめ。」とて、まつ先にこそ進みけれ。

「勢
係助詞
いくら副詞
ほど副助詞
あるラ行変格活用・連体形
やらん。」連語
「六千余騎
格助詞
こそ係助詞
聞こえヤ行下二段活用・連用形
候へ。」補助動詞・ハ行四段活用・已然形
「さては接続詞
よい形容詞・ク活用・連体形のイ音便
ごさんなれ。連語
同じう形容詞・シク活用・連用形のウ音便
死なナ行変格活用・未然形
ば、接続助詞
よから形容詞・ク活用・未然形
婉曲の助動詞・連体形
格助詞
駆け合うハ行四段活用・連用形のウ音便
て、接続助詞
大勢
格助詞
格助詞
こそ係助詞
討死
格助詞
係助詞
サ行変格活用・未然形
め。」意志の助動詞・已然形
とて、格助詞
まつ先に副詞
こそ係助詞
進みマ行四段活用・連用形
けれ。過去の助動詞・已然形


※つづき:「木曾左馬頭、その日の装束には~」の品詞分解

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