はじめに
光を適刺激とする受容器を
視覚器と言います。つまり「目」ですね。
人の目は、構造がカメラとよく似ていることから、カメラ眼と呼ばれます。
中でも非常に大きな役割を果たしているのが、
桿体細胞と
錐体細胞と呼ばれる2種類の視細胞です。
桿体細胞と錐体細胞
桿体細胞と錐体細胞、この2つの視細胞で、明るい暗い、物の形や色を認識しています。
■桿体細胞
桿体細胞は、
弱い光を感じ取る細胞です。明るい、または暗いや物の形は認識できますが、
色は識別できません。網膜全体に分布しています。
■錐体細胞
一方で錐体細胞は、
色を認識することはできますが、強い光がなければ反応をしません。よって
明るい所で主に作用します。黄斑付近に集中して分布しています。
ちなみに夕暮れ時に色の判別が難しくなるのは、色を認識するけれども、そのためには強い光が必要となる錐体細胞に変わって、桿体細胞の反応が活発になるためです。