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18_80 東アジア世界の形成と発展 / 東アジア文化圏の形成(隋・唐帝国と諸地域)

真言宗とは わかりやすい世界史用語661

著者名: ピアソラ
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真言宗とは

真言宗は、日本の仏教の主要な宗派の一つであり、東アジアにおける数少ない金剛乗の系統の一つです。この宗派は、インドから中国を経て日本に伝わりました。中国では「真言」と呼ばれ、空海により日本に導入されました。

真言宗の起源と歴史

真言宗の起源は、インドの密教にあります。インドの密教は、7世紀から8世紀にかけて、中国に伝わりました。彼らの教えは、中国で「真言」として知られるようになり、その後、日本に伝わりました。

日本への伝来

日本の僧侶である空海(774-835)は、804年に唐の長安(現在の西安)に渡り、青龍寺で恵果という中国の密教僧から教えを受けました。空海は日本に帰国後、真言宗を確立し、高野山をその中心地としました。彼の教えは、日本の貴族や皇族に広まり、真言宗は日本の仏教の中で重要な位置を占めるようになりました。

教義と実践

真言宗の教義は、「即身成仏」という概念に基づいています。これは、修行を通じてこの身体のままで仏になることができるという教えです。この教えは、三密(さんみつ)と呼ばれる三つの要素を用いた修行によって達成されます。

中国における真言宗の影響

中国における真言宗の影響は、主に唐代に見られます。唐代の中国は、文化的にも宗教的にも非常に開かれた時代であり、インドからの仏教の教えが盛んに取り入れられました。真言宗の教えは、中国の他の仏教宗派や道教、儒教とも相互に影響を与え合いました。

現代においても、真言宗は日本の仏教の中で重要な位置を占めています。高野山は、今でも多くの巡礼者や観光客が訪れる場所であり、真言宗の教えと実践は続けられています。また、真言宗の教えは、日本の文化や芸術にも大きな影響を与えています。

このように、真言宗はインドから中国を経て日本に伝わり、各地で独自の発展を遂げました。
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『世界史B 用語集』 山川出版社

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