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18_80 西アジア・地中海世界の形成 / 古代オリエント世界

金属貨幣とは わかりやすい世界史用語230

著者名: ピアソラ
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リディアでの貨幣の発明は、商取引の効率を大きく向上させる革新的な出来事でした。貨幣が導入される以前は、金属の重さを毎回量る必要がありましたが、貨幣の登場により、重さを量る代わりに数えるだけで済むようになりました。この新しい通貨形態は「ノミスマタ」と呼ばれ、貨幣の三要素(受け入れられる金属、重さ、デザイン)を備えていました。

エレクトラム貨幣
エレクトラム貨幣は、金と銀の比率が異なるため、色や光沢に多少の違いがありました。リディアの貨幣は、滑らかなエッジを持ち、装飾的な縁や凹面デザインを施したものもありました。初期のリディア貨幣は特徴的な楕円形をしているものも多く見られます。

デザインと記号
リディアの貨幣には、ライオンの頭のデザインが特徴的で、これは統治王朝の紋章でした。貨幣の裏面には、造幣過程でハンマーを使って打たれた単純な凹面がありました。また、初期の貨幣には、ギリシャ語やリディア語で「私はファネスの印章です」や「私はクカスの印章です」といったメッセージが刻まれていたこともあります。

クロイソス王と貨幣
リディアの最後の王であるクロイソスは、金と銀の両方で二重貨幣制を導入しました。彼の先祖たちはエレクトラム貨幣を発行していましたが、クロイソス王の時代には、金貨と銀貨の両方が流通しました。クロイソス王の貨幣は、金と銀の純度を高めるために銅を少量混ぜたもので、硬度を上げる目的もありました。

貨幣の影響
リディアの貨幣は、その後の貨幣制度の基礎を築きました。貨幣の導入により、より複雑で広範な交易が可能となり、文明の発展に大きく寄与しました。リディアの貨幣は、政府が発行する貨幣としては世界初のものであり、その後の経済活動における大きな転換点となりました。
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『世界史B 用語集』 山川出版社

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