微分の最大値と最小値
2次関数でも最大値・最小値について学習しましたね。
例えば、
のとき、
の最大最小値を求めなさいというやつです。
ここでは微分の最大値と最小値について述べますが、この単元でも、基本的に考え方は同じです。1つ気をつけなければいけないことは、
最大値と極大値、最小値と極小値を混同してはいけないという点です。
必ずしもイコールではありません。
のとき、
の最大最小値を考えてみましょう。
■考え方
1:増減表を作る
2:グラフを描く
3:グラフから判断する
※この流れが一番確実に解くことができます。
■1:増減表を作る
ではまず、増減表を作ってみましょう。
より、
における増減表は次のようになります。
f'(x)=0、f'(x)>0、f'(x)<0となるxの値、範囲を考えればよいですね。
f(x)の欄にはx=-2、-1、3のときのf(x)の値を代入します。
■2:グラフを描く
この増減表からf(x)のグラフは次のようになります。
■グラフから判断する
あとは、このグラフから
の範囲でf(x)の値が最大最小になるものを探せばよいのです。
x=-1のときに最大値8、x=2のときに最小値-19となりますね。