源氏物語『関屋』のわかりやすいあらすじ・主な登場人物の紹介
このテキストでは、
源氏物語の第十六帖『
関屋』(せきや)のあらすじを短くわかりやすく記しています。その他、主な登場人物などもまとめています。
関屋のあらすじ
夫に従って常陸に下っていた
空蝉が京都に戻ってくることになりました。石山寺に参詣していた光源氏は、逢坂関でその一行に遭遇します。空蝉のことを懐かしく思った光源氏は、かつて自身の元で面倒を見ていた空蝉の弟を一行の中から呼び出して、空蝉への手紙を託しました。かつてつれない態度を見せていた空蝉も、光源氏のことを懐かしく思い、手紙のやりとりが続きます。
やがて空蝉の夫(元伊予介・この章では常陸介)が亡くなります。夫の死後、あからさまに言い寄ってくるようになった義理の息子(元紀伊守・この章では河内守)に嫌気がさした空蝉は、若くして出家してしまいました。
主な登場人物
■光源氏(29歳秋)
■空蝉
光源氏が17歳のときに恋し、初めて光源氏のことを振った女性。夫の死後、言い寄ってくる義理の息子に嫌気がさし出家する。
■右衛門佐佐
かつて
小君と呼ばれた空蝉の弟。光源氏が空蝉に言い寄る口実を作るために、光源氏が面倒を見ていた。光源氏が須磨に蟄居する際には、彼にはついていかず、姉の暮らす常陸へと下っていた。
■常陸介
空蝉の夫(元・伊予介)。
■河内守
空蝉の義理の息子(元・紀伊守)。常陸介と先妻の間に生まれた子。常陸介の死後、空蝉に言い寄る。
源氏物語とは
源氏物語は平安中期に成立した長編小説です。一条天皇中宮の藤原彰子に仕えた
紫式部が作者とするのが通説です。
おすすめの書籍
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源氏物語は、文字で読むには非常に難解な物語だと思います。一人の人物を指す言葉が何パターンもあるというのが理由の一つです。例えば第一帖「
桐壺」に出てくる
・男御子
・御子
・君
・若宮
・宮
・源氏の君
・光る君
・源氏
という言葉はすべて、光源氏のことを指しています。光源氏の初恋の相手である藤壺を指す言葉は「先帝の四の宮、后の宮の姫宮、藤壺、御方、宮、かかやく日の宮」、桐壺更衣をいじめる弘徽殿女御を指す言葉は「右大臣の女御、一の御子の女御、弘徽殿、御方、女御、弘徽殿の女御、春宮の女御」と、非常に多くの表現が用いられており、このことが源氏物語を読みづらくしている要因の一つだと思います。そこでお勧めなのが漫画でイメージを掴むことです。特にここで紹介する
あさきゆめみしは、半世紀近く読み親しまれてきた漫画の決定版だと思います。
読むのが難解な源氏物語を、まずは漫画で気軽に感じてみてはいかがでしょうか。
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