まことや/真や/実や
感動詞
■意味
(話の途中に別の話を思い出して)
そうそう、そういえば確か。
[出典]:
家居のつきづきしく 徒然草
「綾小路宮のおはします小坂殿の棟に、いつぞや縄を引かれたりしかば、かのためし思ひ出でられ侍りしに、
まことや、『烏の群れゐて池の蛙をとりければ、御覧じ悲しませ給ひてなむ。』と人の語りしこそ...」
[訳]:綾小路宮のいらっしゃる小坂殿の屋敷の棟に、いつであったか縄をお引きになったので、その例のことを自然と思い出されたのですが、
そういえば確か、「烏が群がって池の蛙をとったので、(小坂殿はそれを)ご覧になりお悲しみになられたので(烏よけのために縄をお引きになったのです)。」と人が語ったのは...