ログイン

9_80 ことば / 単語

古文単語「とかく」の意味・解説【副詞】

著者名: 走るメロス
Text_level_1
マイリストに追加
「とかく」の意味・活用・使用例【副詞】

このテキストでは、古文単語「とかく」の意味、解説とその使用例を記している。

副詞

■意味1

あれこれと、何やかやと。

[出典]:馬のはなむけ・門出 土佐日記
「年ごろ、よくくらべつる人々なむ、別れ難く思ひて、日しきりにとかくしつつ、ののしるうちに、夜更けぬ。」

[訳]:ここ数年、親しく付き合ってきた人たちは、(私と)別れがたく思って、一日中絶えずあれこれ(世話を)しながら、騒いでいるうちに、夜がふけてしまった。


■意味2

とにかく、なんにせよ、どうにか。

[出典]:唐糸草紙 御伽草子
「...果報いみじき大将軍にてましましければ、とかく逃れたまふぞめでたけれ。」

[訳]:(頼朝は)大変幸運な大将軍でいらっしゃったので、どうにか(暗殺を)逃れていらっしゃるのは喜ばしいことです。




■意味3

どうしても〜ない、まったく〜ない。

※この用法の場合、「とかく〜打消」の形で用いる。
[出典]:丹後物狂
「さてもさても命は惜しいものかな。とかく投げられぬ。」

[訳]:それにしても命は惜しいものである。どうしても(身を)投げることができない。


■意味4

ともすれば、ややもすれば。

[出典]:抜殻
「とかく人といふものは、このやうな事をば、得て例にしたがるものぢゃ。」

[訳]:ともすれば人間というものは、このようなことを、得てして前例としたがるものです。

Related_title
もっと見る 

Keyword_title

Reference_title
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

この科目でよく読まれている関連書籍

このテキストを評価してください。

※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。

 

テキストの詳細
 閲覧数 52,861 pt 
 役に立った数 9 pt 
 う〜ん数 2 pt 
 マイリスト数 0 pt 

知りたいことを検索!

まとめ
このテキストのまとめは存在しません。