ふしまろぶ/臥し転ぶ
このテキストでは、バ行四段活用の動詞「
ふしまろぶ/臥し転ぶ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
バ行四段活用
未然形 | ふしまろば |
連用形 | ふしまろび |
終止形 | ふしまろぶ |
連体形 | ふしまろぶ |
已然形 | ふしまろべ |
命令形 | ふしまろべ |
■意味:自動詞
(極度の嬉しさや悲しみのために)
転げまわる。
[出典]:
尼、地蔵を見奉ること 宇治拾遺物語
「尼、見るままに是非も知らず、
臥しまろびて、拝み入りて、土にうつぶしたり。」
[訳]:尼は、見るやいなや我を忘れて、(あまりの嬉しさに)
転げまわり、ひたすら拝み込み、地面に身を伏せてしまいました。