おしする/押し磨る/押し摩る
このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「
おしする/押し磨る/押し摩る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
ラ行四段活用
| 未然形 | おしすら |
| 連用形 | おしすり |
| 終止形 | おしする |
| 連体形 | おしする |
| 已然形 | おしすれ |
| 命令形 | おしすれ |
■意味:他動詞
こする、押し付けてこすり合わせる、押し付けるようにこする。
[出典]:
にくきもの 枕草子
「老いばみたる者こそ、火桶のはたに足をさへもたげて、もの言ふままに
押しすりなどはすらめ。」
[訳]:年寄りじみた者は、火桶の端に足までも持ち上げて、話をしながら(足を)
こすったりなどしているのだろう。