「くさぐさ/種種」の意味・活用・使用例【名詞】
このテキストでは、古文単語「
くさぐさ/種種」の意味、解説とその使用例を記している。
名詞
■意味
種類が多いこと、様々、いろいろ。
[出典]:
忘れ貝 土佐日記
「この泊の浜には、
くさぐさのうるはしき貝・石など多かり。かかれば、ただ昔の人をのみ恋ひつつ、船なる人の詠める。」
[訳]:この港の浜辺には、(子どもの喜びそうな)
様々な種類の美しい貝や石などがたくさんある。このようなわけで、ただ亡くなった人(自分の娘)のことばかりを恋しく思い、船にいる人が詠んだ歌。