おそふ/襲ふ
このテキストでは、ハ行四段活用の動詞「
おそふ/襲ふ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
「おそふ」には
①襲ふ
②
圧ふ
の用法があるが、ここでは「①襲ふ」を扱う。
ハ行四段活用
未然形 | おそは |
連用形 | おそひ |
終止形 | おそふ |
連体形 | おそふ |
已然形 | おそへ |
命令形 | おそへ |
■意味:他動詞
不意に攻める、襲撃する、襲いかかる。
[出典]:
かぐや姫の昇天 竹取物語
「内外なる人の心ども、物に
おそはるるやうにて、あひ戦はむ心もなかりけり。」
[訳]:家の中にいる人たち、外にいる人たちの心は、物怪に
襲われたようで、戦おうという心もありませんでした。