女性解放運動家の登場
第一次世界大戦後、様々な社会運動が盛んになります。労働運動や農業組合の結成、
部落差別解放を訴えた全国水平社もこの時期に誕生しています。そんな社会運動の気運が高まる中で、
女性にも参政権を与えるべきだという
女性解放運動が盛んになりました。
中でも
平塚雷鳥(らいてふ)や
市川房枝といった女性解放運動家は有名です。
平塚雷鳥
平塚雷鳥は、日本で初めての女性誌「
青鞜」を創刊し、また自伝の中では「
原始、女性は太陽であった」という有名な一説を残しています。
市川房枝
平塚雷鳥らと
新婦人協会を設立し、
婦人参政権(女性に参政権を)と
母子の保護を求めて社会活動を行いました。
特に当時は、
女性の集会や政党への参加を禁止する 治安警察法(第5条)という法律があり、その改正に尽力しました。
そんな2人ですが、平塚雷鳥は戦後は執筆活動を通して、また市川房枝は参議院議員としてから女性解放を訴え、晩年を迎えています。