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18_80 西アジア・地中海世界の形成 / ギリシア世界

ポリスの成立と発展 ①

著者名: エンリケ航海王子
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ポリスの成立

紀元前8世紀ころになると、シノイキスモス(集住)が始まり、ギリシア本土と小アジア(現在のトルコ西岸)にポリスが成立し始めます。

ポリスというのは、古代ギリシアの都市国家のことです。
農業生産の場だった耕作地と、外敵の侵入を防ぐ城壁に囲まれた中心市という街から成り立っていました。

ポリスには祭祀のためにアクロポリスという丘が重要視され、平時には守護神を祀る神殿として、戦時には要塞の役割を果たしました。
また、アクロポリスのふもとには、アゴラという公共広場がありました。
アゴラは市民生活の場であり、集会や裁判、商取引などとともに、ポリスの政治経済を決める重要な場所でした。

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この都市国家は、男子市民から成り立っていて、市民はクローレスという私有地で農作業にあたりました。

ポリスの市民の多くは奴隷を有していて、ポリスはこの奴隷制のもとで発展していきます。

ポリスは、1000〜1500以上存在し、それぞれ独立していましたが、ギリシア人たちは自分たちを英雄ヘレンの子孫という意味でヘレネスと呼び、各ポリスの民族意識は高かったとされています。これに対し、ギリシア人は多民族を、聞き苦しい言葉を話す人間という意味のバルバロイと呼び区別します。

このように各ポリスは日常的に戦争を行ったものの、共同体意識の強さから共通の行事を有していました。

例えば、中部ギリシアのデルフィにあるアポロン神殿の神託は、非常に権威が高く、さまざまなポリスの指導者たちが、宣戦布告や講話などの重要事項を決めるために求めました。
また、紀元前776年からは、ポリスの神々に捧げられたスポーツ競技であるオリンピアの祭典などを通じて、交流が盛んに行われました。

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