ギリシア人とは
高度な文明を築き上げた
ギリシア人の遺産は、世界の歴史に多大な影響を与えました。
ギリシアは、現在の
バルカン半島南部に位置した地域で、雨が少ない気候風土だったので、
オリーブや
ぶどうの栽培を主要な生産物としていました。また、穀物の生産が難しかったことや、周りを海に囲まれた地形上、海上交通や交易が盛んになりました。
このギリシアに住んでいた人々をギリシア人と呼ぶのですが、彼らは
インド=ヨーロッパ語族に属していて、もともと
バルカン半島北部に住んでいました。
紀元前2000年頃になると、ギリシア民族の移動が始まり、バルカン半島に移住・定着するようになります。
ギリシア人は、その当時使っていた言語の違いから、
東方方言群と
西方方言群にわかれます。
東方方言群
■アカイア人
■イオニア人
■アイオリス人
西方方言群
■ドーリア人
これらのギリシア人は、ギリシア各地に定住し、独自の共同体を作っていきますが、この時代以降、ギリシアの歴史を知る手がかりがない時代が約400年つづき、この時代を
暗黒時代といいます。